日別アーカイブ: 2014年9月22日

田主丸の古賀さんの新米(26年産) 25日より販売開始の予定です。

おまたせ致しました。田主丸の古賀さんの新米(26年産)は、今週の25日(木)からとなります。

明日23日に引き取りにいきます。24日に精米して試食してからの販売になります。

耳納連山

古賀さんの米は、福岡県久留米市田主丸の耳納連山の麓で栽培されています。耳納山からの水が豊富に流れてきて、田んぼを潤し、その後筑後川へと流れて行きます。

耳納連山の裏側は、玉露の生産地として有名な八女(やめ)になります。

2014-09-14 田主丸の空

9月14日に訪れたのですが、この日も穏やかな天気で、田主丸の緩やかな空気感を満喫できました。

田主丸は巨峰の産地として、また柿や柑橘苗木の産地としても有名です。

2014-09-14No(0152)

古賀さんの米の圃場(ほじょう)。

田主丸の古賀さん

田主丸の古賀さん夫婦です。

田主丸の古賀さんの米

稲の生育状況は良かったです。

今年は日照不足で多雨だったため、いもち病などの菌類の病気がニュースになるほどでしたが、有機肥料(油かす)のみでの生産が功を奏し、稲が元気に育っていました。古賀さん曰く、下手に肥料をあげないほうが、良い年だったそうです。

いもち病の雑草

実際、田んぼの周辺の畦道に生えた雑草は、いもち病になっていました。葉に黒い点状の斑点ができています。いもち病の病原菌は各地に蔓延してますが、この病気が田んぼの中にまで拡大するかどうかは、栽培者の技術次第です。

もちろん、殺菌のために消毒剤を振りまいてもいいのですが、古賀さんのお米は、農薬を使わずに育てる方法。収穫量は上がりませんが、稲をたくましく育てていますので、病気に強いのです。畦近くの稲穂は、少しいもち病の被害を受けた葉もありましたが、問題のないレベルでした。実際に見に行くことは必要ですね。言葉だけでは不安になるばかりです。

田主丸の古賀さんの米 2014年

というわけで、元気に育っていました。今はもう刈り取られ、乾燥して保管されているでしょう。

産地をここ数週間のあいだに何箇所か周りましたが、今年は田んぼごとの差が激しい年のようです。生産者の技術のレベルの差が容赦なく差をつけていて、素人目にもあからさまです。今年は仕入れが難しそうです。