日本の棚田百選にも選ばれた大浦の棚田、浜野浦の棚田を有する棚田の郷、佐賀県上場(うわば)台地のお米です。
日本穀物検定協会米の「米の食味ランキング」で、25~27年産の佐賀県産コシヒカリが特A評価。佐賀でも美味しいコシヒカリが栽培されることを証明しました。
令和五年産は、新米らしいピカピカの白ごはんといった外見で、もちもちして甘みがあります。いつもの強めの粘りは少し控えめで万人受けする食味だと思います。
逆に粘りを引き出したいときは、冷たいお水で仕込み、ゆっくりと弱めの火から炊飯を始めてください。炊飯器の場合は、冷たいお水で充分浸漬させてください。
硬めに炊き上げたいときは、夏~秋は常温の水で始めてください。 炊飯器の場合は、常温の水+硬めのモードを選択してください。
この銘柄の特性としては、日常使いの温かいご飯やおにぎりにオススメです。お弁当にも良いでしょう。
産地の上場台地は玄界灘に面しており、昼間は対馬海流の影響を受け温暖ですが、反面日が沈むと冷涼な気温となります。この寒暖差がご飯の甘みを増す最大の条件です。
また、玄界灘特有の強い風が田んぼに送り込まれることにより、大量の二酸化炭素の供給と水の蒸散を促進し、活発な光合成を促します。
温暖な対馬暖流の影響でミカンやイチゴなどの好農作地として知られ、佐賀牛などの畜産も盛んであり、この堆肥を使って上場コシヒカリは育てられています。
大浦、浜野浦を始めとする数々の棚田の他、日本の渚百選の波戸岬といった景観に恵まれ、日本三大朝市のひとつ呼子の朝市では海の幸も豊富。イカの活き造りも有名です。さらにそれらの景勝地が海岸沿いを走る国道204号線に続いているために絶好のドライビングスポットとしても親しまれています。