月別アーカイブ: 2017年2月

cafe&Bar choconさんが、KBCアサデス(九州・山口版)で紹介されます。

福岡市中央区笹丘の「カフェ&バル chocon」さんが、来週月曜日(2017年2月27日)のKBC「アサデス(九州・山口版)」(AM9時55分~)に出演されるそうです。

昼はカフェ、夜はバルというお店です。小さなお子さま連れでもOKな素敵なお店です。

昼と夜でお料理が違いますので、ご注意ください。

1階は大人スペース。ゆっくりとお食事できます。

2階は、小さなお子さま連れでも快適なスペースになっています。

撮影時には、おすぎさんと宮本アナがおみえになったそう。

体に優しいものをモットーに東京、福岡でフランス料理を修業した、シェフこだわりの手料理。化学調味料を使用せず、パンも手作りです。

【cafe+bar chocon】
営業時間 :11:00~22:00L.O(月~木)
11:00~24:00L.O(金・土)
定休日:日曜日(祝日はDINNERのみ営業)
住所 :福岡市中央区笹丘1-10-31  井上アパート3号
TEL & FAX :092-716-0067
MAIL ADD :cafe-chocon@hotmail.co.jp

米の食味ランキング・平成28年産版について

昨日急遽、地元のテレビ局TVQさんから撮影の依頼がありまして、店内で撮影が行われました。3月18日の「おとななテレビ」に少しだけ出ます。18時半から20時までの番組です。土曜日。

依頼があったときは、新米時期でもないのになぜ今頃?と思い、調べてみましたら日本穀物検定協会の主催する「米の食味ランキング」の発表の日だったので、このせいかなと思っていましたところ、全く違う内容の撮影でした(笑)。お米に関する質問に次々と答えていかないといけませんので、なかなかハードルが高かったのですが、短時間でクリア。慣れてきましたね。

さて、そのときに米の食味ランキングの説明もしましたので、補足的にブログに書いておきます。

まず、このランキングに際して日本穀物検定協会に提出される各道府県のサンプル米は、人間で言えば「国体選手」レベルのお米が提出されます。その道府県で一番ではないかもしれないけど、一番と遜色のないレベルのお米が代表となります(最低限の栽培面積などの規定がありますので、そこをクリアしないといけませんので層の厚みが大事です)。

ですから、〇〇県産〇〇〇〇◯というお米が、ランキング最上位の「特A」を取っても、実際に小売店の売り場に並んだお米が、国体選手レベルのお米であるかどうかは運次第です(というよりも、ほとんどが並の選手レベルです)。また素質が良くても最後の仕上げが良くなければ実力がでませんから、売り場に並んだときの精米や選別などの作業が美味しさに大きく響きます。

消費者の視点から見ると購入時の不確定要素が大きいかもしれません。結局、農産物はそうなんですけど、信頼できるところで買う、ということが一番になります。特にお米は精米という作業がある以上、加工品になりますからなおさらです(玄米ですら品質をあげるための調製作業があります。果物や野菜でいえば選果にあたる作業です)。

では、このランキングに意味がないかというとそうでもなく、その年のどの道府県のどんな品種の出来が良かったのか?うまく作ることができる体制が整っているか?という点の確認作業には有効です。

このランキングの結果と、各地方のその年の気候条件、作況指数などを比較することで、今後どの品種の作付けを増やすか、栽培方法は適切だったかの参考にしようという点では、とても有効なのです。

農家や県などの生産サイドのほうが参考になるランキングかもしれません。でも、それで美味しいお米が全体的に増えるのであれば、消費者全体にとってもいいことだなと、特に今年のランキング結果を見て、そう思いました。

今年は昨年(27年産)のランキングと比べると、特Aが2銘柄減ったものの、次のA評価のお米が19銘柄も増えています。そしてA’評価が15銘柄減と、確実に底上げができています。

このことをもってして日本のお米全体の食味が改善されたとは申しませんが、美味しいお米を作る技術(品種改良・栽培技術等)が各地方で向上しているのは間違いなく、これから楽しみです。最近の気候変動や台風や雨の影響を考えると、一米屋として感心してしまう結果でした。

28年産のランキング結果の感想としては、27年産に比べると25%以上のコシヒカリの銘柄が、特AからA評価に落ちていて、コシヒカリには厳しい年だったんだなということと、特Aを取った新品種が3銘柄増えていて、最近の新品種デビューの影響を反映していることが印象的でした。

新品種において、7年連続で特Aを取った佐賀県産さがびよりの抜群の安定感に感動しつつも、まああまり特AだとかA評価だとかで一喜一憂してもしょうがないよねという気持ちも半分あります。A評価に落ちたからといって売り上げが極端に下がるような銘柄は、売り方もさることながら、もともとどこか違う要素で間違っていたはずです。ファンといえる固定客がついていなかった証拠ですから。

美味しいお米は美味しいですし、その美味しさを伝えるべく丁寧にぬかりなく仕上げるのが、自分のような米の専門店の役目です。結果はどうあれ、自分の自信を持った銘柄、お客様に人気のある銘柄を販売していきます。特A評価のお米は、特にその名に恥じぬように仕上げます。

今回、福岡県産の夢つくしとヒノヒカリが特Aを取るという快挙を成し遂げました。これで弊店で扱っている農薬・化学肥料不使用の2銘柄「古賀さんの米」「レンアイ米」も「特A」の表示ができるわけですけども、今回はやめておきます。購入される方も違う価値観で選らんでいらっしゃいますし。食味第一で栽培されているわけでもありませんので。そういった価値観の多様性は大事にしたいですし、今まで購入されてきたお客さまに次の新米が取れるまでは確実に安定供給していかなければいけません。途中で完売しちゃうとご迷惑をおかけしてしまいますから。

米の食味ランキングのページ
【日本穀物検定協会サイトに飛びます】

おとななテレビのページ
【TVQサイトの番組ページに飛びます】

営業カレンダー 2017年3月版

来月の営業カレンダーを配布しています。

19日と20日に連休がありますので、ご注意お願い致します。

3月6日のお餅の日のご予約、すでにたくさん承っております。3月3日くらいまでにご予約頂けると助かります。当日は売切れ次第完売となっております。

裏面は文字ばかりになっています。有機肥料には現代人が忘れてしまったことが、たくさん詰まっています。本日17時に日本穀物検定協会の米の食味ランキングの発表があるのですが、特A評価を受けている銘柄は、ほとんど有機肥料も使っています(提出するサンプル米ですけども)。地力がいかに大事か。毎年美味しいお米が穫れることの素晴らしさですね。

幸せを守ること

最近、スティック掃除機が2台体制になり、とても掃除がラクになりました。

右手に床用ノズルの掃除機、左手に隙間用ノズルの掃除機を持ち、2台同時使用で掃除を進めると、時間を掛けずに綺麗に掃除ができます。

掃除機をかけているところを見ている妻の話しでは、ちょっとしたマッド・サイエンティストが掃除しているみたいに見えるそうです。ヒッヒッヒッ。

スティック掃除機はゴミパックの部分が小さく、そのため毎回ゴミを捨てなければいけないのですが、その都度どれくらいホコリを吸ったのか分かるので、その点が店舗清掃としてはメリットでもあります。毎日1回~2回は掃除するのですけど、毎日毎日こんな量のホコリが取れていたんだと、ある意味感心しています。

掃除機がけしたあとの綺麗さを見ると、一安心。異物混入などの心配が激減しますから。今日は朝からミシュラン・ガイドに載っているお店からの問い合わせなどもありましたら、もうバッチコイという気持ちになりますね。

朝の話題といえば、産地偽装米のニュースが非常に注目を集めていました。もちろん、弊店にはなんの関係もありません。現在のところ某出版社がニュースを流し、記事になった某米穀卸会社がその内容はデタラメだという見解をサイトで発表し、訴訟を起こす方針だということです。

ニュース自体もポータルサイトのようなところでしか今のところ扱っておらず、各新聞社のサイトなどでは扱われておりませんから、報道機関は様子見なんでしょう。お米の偽装事件は、度々起きていますけど、やはり報道する場合は慎重です。

個人的にはこういう偽装の話題に接するたびに、イタリア人の食に対するスタンスが羨ましくなります。郷土料理を愛し、グルメを愛し、そういった自分に自信を持っている。たぶん彼らは食事のときにセロトニンの伝達がいいんじゃないだろうか?などと考えてしまいます。食事のときの幸福感が食への愛にまっすぐ繋がっているような。スローフードもイタリアが発祥だったはずです。

食品偽装って、そのときどきの様々な背景やのっぴきならぬ事情はあるでしょうから、一概には言えないのですけど、偽装を防ぐ一番の防波堤は「愛」があるかどうかじゃないかとボクは思っています。自分の感じた幸福感を守れるか、伝えられるか。食品偽装で心をひどく傷つけられる方が多いのも、自分の幸福感を穢されたような気がするからではないかなと思っています。