今日はあいにくの雨で寒さが戻ってまいりましたが、昨日の日曜日は、陽だまりのような快晴でした。気持ちの良い陽光。
公園に行くと、梅の花が咲いていました。
写真の花は一輪だけ堂々と咲いていますね。
もう咲くの?気が早いんじゃないの?と思いますが、花の世界も人の世界も、そそっかしい部類を見ると、なぜか心が和むのは事実(注:自己弁護ではない)。
遊びに行った公園は、平尾にある山荘公園です。
野村望東尼という勤皇志士(女性ですが)の山荘があった場所で、高杉晋作などが潜伏していました。
この日は司馬遼太郎さんの命日でもあり、またこの公園は梅が多く植えられているので、毎年なるべくこの日に行くようにしているのです。昨日はちょうど日曜日で快晴。非常に都合が良い日。
なぜ、梅の花がたくさん植えられているかは知りません。ただ、幕末に梅の花はつきづきしいので、2月3月のこの公園の風景はお気に入りなのです。
明治幕末なら、散る桜が一番似合うようなイメージですけども、たとえば高杉晋作の変名のひとつは、谷 梅之助。坂本龍馬は、才谷梅太郎といったような感じです。桜に負けず劣らず。
なぜ、梅か?というような疑問もありますが、勝手に妄想するなら、やっぱり本格的な春を待たずして死ぬ覚悟だったのでは?という思いを抱いてしまいます(実際そうでしたが)。おそらくあの頃の志士というのは、そういう気分ではなかったかと。
ま、これは学者さんの説でもなんでもなく、米屋の妄想ですので、お間違いなきよう(笑)。
しんみりしたムードとはうらはらに、山荘跡のお向かいにはちょっとした公園がありますので、娘を遊ばせるついでに、という理由もあります。野村望東尼の住んでいた山荘は、現在きれいに保管されています。
なんと、勝手に中に入れます。
障子をきれいに貼り直したあとだったようで、娘と入るのはドキドキでしたが、さすがに女の子。いい子にしてくれていました。
この日の晩は、久しぶりに私が絵本の読み聞かせをしたのですが、長女が選んだ絵本は笠地蔵。「あっ!このおじいさんとおばあさんが住んでいるおうち見たよ!」と大盛り上がりでした。
あまりのウケぶりに気分よく丁寧に読むと、隣で次女を寝かしつけていた嫁が「何?森本レオの真似?」などと言います。「えっそんな、完璧すぎるじゃないですか!!!」と心の中で思いつつ、心の片側で「いや、これは嫁が読み聞かせを今後もさせようとしている策謀に違いない・・・」と疑心暗鬼だったのに、つい鼻の下を伸ばした照れ笑いをしたオレの馬鹿。
余談ですが、一昨日は糸島の親戚の家に遊びに行ったついでに、イオン志摩店で開催されていた“Anenue des marche in 糸島”に行って来ました。福岡近郊の人気ショップやカフェが集まったマルシェです。写真は、日頃からお世話になっている笹丘のカフェ、チョコンさんのランチです。マルシェに出店されていました。美味しいと評判でしたよ。
他にも色々なお店が出店されていましたので、気になるものをチョイスして昼食に。レベルが高いものばかりで、これは好評だったのでは。どれも美味しかったです。このイベントは、これからもずっと続いていくのではないか、と思いました。