お待たせ致しました。七山コシヒカリの新米の販売を通販でも開始致しました。
標高500~600Mの非常に水の綺麗な中山間地で、有機肥料とボカシにこだわった栽培がされています。この天候不良の年にも、元気に育っています。標高が高いため、低温だったりの悪天候の影響を受けやすいのですが、非常に美味しいお米です。近年は生産者によってホントにお米の出来不出来がハッキリしています。
栽培者は石川農園の石川さん。今年は娘さんも本格的に加わって、30kg米袋の生産者名に娘さんのお名前が書いてありました。
先日TPPが大筋合意し、もう農業はダメじゃないかというような風潮がごく一部にあり、暗い影を落としていますが、ボクは逆に日本の良さを見直す機会になるのではないかという期待も持っています。日本国民がいまの日本の農業から受けとっている恩恵って、とても贅沢なのです。諸外国に比べると。そしてその贅沢さは、今後も続くのではと思っています。
その理由はいくつかありますが、例えば日本の食文化がどんどん洋食化したのに対し、なぜ海外の和食ブームが最近にならないと起こらなかったのか?ということを考えてみた場合、ようするにそれは、日本では満足できる美味しいハンバーガーを作るのに時間がかからなかったのに対し、海外では客を呼べる美味しい寿司を作るのには時間がかかった(または全くの別ものになった)ということです。
そういった差は、もちろん日本人の外国に対する憧れや料理人たちの創意工夫の努力があったでしょうが、そういったものをしっかり支えていたのは、素材である農作物の出来の良さや、市場のニーズに応えてきた農業者の柔軟性なのではないか?という予想は、あまり的外れではない気がします。
もちろん、本場ものが大抵美味しいに決まっていますが、しかしそれを模倣して、それなりに人気が出て定着するには、ある程度の美味しさが必須条件になることは間違いありません。
日本の朝食でパン食が増えたように、アメリカの朝食でご飯と味噌汁とお漬物の朝食が増えてもいいのに、なぜそうならなかったのか?そういったことを考えてみるのも面白いと思います。お味噌汁に入れるような季節ごとの旬の新鮮なお野菜が、手に入りやすいかどうか?
全体状況と個別の状況は違いますから、頑張っている生産者、技術のある生産者には、活躍してもらいたいと切に願っています。
今年は5月に1回だけ訪れただけになってしまいましたが、母を連れていくことができました。写真の奥にいるのが母です。一度見せたかった綺麗な圃場。空気も非常に澄んでいます。
一昨日の「台所の日」も大変ご好評を頂き、用意したお惣菜も昼前にほぼ完売状態(上の写真はおでん)。
おにぎり弁当もすぐになくなりました。おにぎりは「七山コシヒカリ」を使用しています。粒感がはっきりしていますが、粘りはもっちり。なので、おにぎりにしても美味しい。
一緒に販売したトマトも、七山の石川農園さんのトマトです。こちらも売れ行きが良かったです。普通のトマトとはひと味ふた味違います。お米と同じく。
今日の賄い、お客様にお出しする試食も「七山コシヒカリ」でした。近日中に百貨店の頒布会用にも精米しないといけません。精米の仕上がりもなかなかよく出来ましたので、安心して販売できます。
福岡市内で初めて五つ星マイスターになった先輩(ボクは二人目です)から、「これを使え」とシールを頂きました。ありがたいですね。わがことのように喜んで頂けると。
表示に負けない仕事ぶりを心がけていきます。
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