お米を水に漬けずに炊く場合の注意点

先週はFBSの「バリはやッ!」とKBCの「アサデス。」に出演させて頂いたり、地元の中学校の生徒二人が職場体験学習に2日ほど来たり(もちろんボクの後輩にあたります)、精米設備の入れ替えなどがあり、たいへん充実した一週間でした。

KBCの「アサデス。」では、新米の旨い炊き方を紹介させて頂きましたが、少し誤解が生じているような反応も頂きましたので、今回補足させて頂きます。

視聴された方の反応の中に、「玄米も水に漬けなくていいですか?」といった質問や、「もうお米を水に漬けなくてもいいんですね!」という微妙なコメントを頂く機会があり、少し不安になりました。

水に漬ける時間が不要なタイプの炊飯器をお使いの場合は大丈夫です。そういった機種は、だいたい最近の炊飯器では一般的です。ですから、2~3年前くらいに炊飯器を買い直したな~という方は、説明書を探して炊き方の項目を一度読んでみてください。

もし昔の炊飯器をお使いの場合は、水に漬けてください。

最近は各メーカーが取扱説明書をネットに公開していますので、そちらを確認したほうが早い場合も多いと思います。番組でも炊飯器のタイプを確認することを薦めておりました。

玄米に関しては、お水に漬けてくださいね。でも、もしかしたら、玄米でも水に漬ける時間が要らない炊飯器もあるかもしれません。

それと、番組で使用した炊飯器はこちらです。アイリスオーヤマの旨味炊飯器H-DRC-18。土鍋に見えますけど、IH炊飯器です。シンプルな構造が気に入っており、食べ比べ用に2台買っちゃいました。

このIH炊飯器も、水に漬ける必要のないタイプの炊飯器です。製造年月日を見ると三年前の炊飯器。

番組でも紹介されましたが、ある温度帯をうまいこと使うと、酵素活性によりお米のデンプンが分解してやわらかくなります。かまどと薪で炊く場合の「はじめチョロチョロ」の温度帯です。最近の電気炊飯器はこの温度帯をうまいこと引き伸ばします。

電気炊飯器は火力調整が器用ですから、そういった火加減プログラムがすでに組んであるのです。ですから、水に漬ける時間が要らないのです。

では、水に漬ける必要のないタイプの炊飯器で、水に漬けた場合はどうなるか?

これはお米の品質によります。

もし水っぽかったり、ベチャベチャに炊けてしまったり、おこげが出来て少し芯が残るようであれば、説明書通り水に漬けずに炊いてください。

もし、全然大丈夫であれば、それはラッキー。そんなあなたはお買い物上手。いいお米を買いましたねってことになります。あとは好みによって水を減らしたり、増やしたり。水につけ置きしたり、しなかったりして好みに応じて調整しながら炊いてください。

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