陶工の里・伊万里(いまり)の山深い棚田地帯のお米です。周囲を山々に囲まれており、豊かな自然と水に恵まれた田園風景は、美しい景観を今も残しています。
減農薬減化学肥料の特別栽培米です。
夢しずくは本来やや柔らかめの食感の品種ですが、この深山夢しずくはしっかりした食べごたえがあり、粒感がハッキリしています。また、甘みも感じやすいと思います。
夢しずくは、ご家庭で想定される使用方法(例えば、おにぎりやお弁当など)にも対応できるオールラウンダーな品種です。北部九州では定番の品種として知られていますが、本当に美味しい夢しずくというのは、他の品種の追随を許さない特有の美味しさがあります。
深山夢しずくの産地は、伊万里市黒川町の牟田、横野、立目、清水の4地区にまたがる標高350m前後の中山間地であり、大平山や城古岳などの山々に囲まれている地域です。
山間部特有の昼夜の寒暖の差や、自然環境の良さ、清冽な湧水の利用もありますが、良食味の要因としては、葉色計(SPAD)を使用した共同での栽培管理などで各圃場ごとに適切な穂肥量を施用するなどの栽培方法にもよるところが大きいようです。
米のタンパク値の目標を6.5%以下に設定。上出来のものと、通常のものとの区分荷受けの実施など、高品質化に向けた工夫もあり、ひと味違った美味しい夢しずくを実現。
有機肥料として収穫後の稲わらを鋤きこむ、法面や里山の共同除草作業など、環境保全にも力を入れている産地です。
※平成27年産は新嘗祭に献上する献穀田に一部圃場が指定されました。
【新嘗祭とは】
新嘗祭は、毎年勤労感謝の日)に行われる五穀の豊穣に感謝する神事で、宮中恒例祭典の中のもっとも重要なものです。
また、新嘗祭(にいなめさい)は、春の祈年祭(年穀豊穣祈願の祭典)に対応する秋の収穫祭だとも言われていますが、10月17日の神嘗祭(かんなめさい) を収穫祭とする見解もあり、新嘗祭は供え物そのものを神として扱っている点や、天皇が新穀を食べる際にその新穀に対し最高の礼を尽くしている点から、「天皇の霊質を更新する儀式」であるとも「天皇の魂ふり」であるとも言われています。
※ 米の食味ランキングの食味官能試験で使用されたサンプル米とは、厳密には同一ではありませんのでご注意ください。サンプル米と同産地・同栽培方法の銘柄もありますので、お求めの際はお問い合わせください。