月別アーカイブ: 2012年3月

おばあちゃんの智恵。煎り玄米。

3月11日の震災から一年。そのために用意したブログの企画が延び延びになっておりましたが、無理やり今日更新しておきます。3月も本日で終わりですし。さすがののんびり屋の私も焦ります。

煎り玄米

写真は煎り玄米です。玄米を気長に炒って作ります。

配達先のお客さんで、すでにもうほとんど目の見えないおばあちゃんがいらっしゃるのですけど、その方と震災の話しをしたときに、「私は戦争中はいっつも煎り玄米と塩だけは持っとったよ。水かお湯があれば、ふやけてくれるからいつでも食べられるけんね」ということを言っていました。

なるほど~、それ、ブログネタに今度使わせて頂きます。というのが、今回の経緯です。

当店の創業者である母方の祖父(現在97歳)が、いまだによく煎り玄米を作っているものですから(小鳥のエサ用ですけど)、これを機会に作り方を教わりました。今回はその作り方を紹介致しますね。

1.まず、ホットプレートを用意します。
2.温度は200度くらいが目安。
3.玄米を投入、あとは気長に(数十分)かき混ぜながらイリイリします。
4.色が変わり、弾けて割れる玄米も出てきてます。
5.目的に応じて、いい塩梅のころあいで終了です。
※焦がさないように注意

最初は、ネットで調べたとおりフライパン&ガスコンロで乾煎りしようかと思っていたのですが、自宅のテフロン加工のフライパンでは耐熱温度は260度まで。「これは下手したらフライパンをダメにしてしまう。やはり鉄鍋か?値段高いなぁ~」と逡巡していたのでした。

しかし、祖父の作っている煎り玄米が、いつも均一の火加減でうまい具合なのです。これは何か秘密があるに違いないと思い、尋ねたところ、「あれは大体200くらいで作るんよ」と言うのです。「へ???200って何?」って聞き直したところ、答えはホットプレートで200度。さすが。奇襲ですよ。桶狭間の今川義元の気分。

煎り玄米のドレッシングの写真

この写真は、長尾の激うまカレー店「アジア工房」さんから教わった煎り玄米を使ったドレッシングです。

材料は、ナンプラー、砂糖、レモン汁、そして煎り玄米(すりこぎで砕いています)。

これも以前、「このサラダのドレッシング旨いっすね」という会話をしたときに教えて頂きました。自分で作ってみると、不思議にあの味にはならないのですけど、もし良かったらチャレンジしてみてくださいね。砂糖は少し多めが吉です。

他にも、パフの代わりにクッキーの生地に入れて焼いたり、お湯の中に砂糖と煎り玄米を入れて“煎り玄米茶”と使い勝手は、さまざまです。豊かな香ばしさが、煎り玄米の特徴でしょうね。なので、焦がさないようにご注意を(アジア工房さん、ありがとうございました)。

煎り玄米を密閉容器にある程度ストックしておくと、緊急時の食糧にもなります。なにも天災だけでなく、風邪をひいたときにも、ビタミン、ミネラル、食物繊維と玄米ならではの栄養たっぷりのおかゆを作ることができますよ。梅干しを一緒に入れると美味しいです。

煎り玄米の非常食としての利点は、水やお湯でふやかして食べるので、うすく伸ばせることだと思います。なのでスットクも数合でいいと思います。ただ、最悪水でふやかして食べるような境遇に陥った場合は、さすがに数時間水に浸さないとふやけませんので、砕いてから水に浸すなどの工夫がいると思います。まあ、そのままバリバリ食べることもできますけども。

ストックしたものは、使う前にもう一度煎るか、レンジで少しチンすると香ばしさが戻ります。お暇なときにチャレンジしてみてくださいね。

試飲用の煎り玄米の写真

お店では、煎り玄米茶の試飲ができるように、砂糖と一緒に用意しています(実はそのためもあって棚を作りました)。香ばしくて、スッキリとした優しい飲みごこちです。ご来店時は、お気軽にお試しくださいませ。

 

午後の桜の写真です。

今日は曇りがちで、強風。
けれど、桜はどんどん花開いていきました。

撮影が追いつかないくらいのスピードでしたので、今日の午後に撮った写真を並べておきます。

2012-03-30 14_18No(0001)

こちらの桜がいまのところ配達中では一番咲いていました。

別のカメラで逆光気味に撮影。表情が違いますね。

2012-03-30 14_21No(0002)

ちょっと遊んでみました。

2012-03-30 14_41No(0004)

風が強い日に、こういった写真を手持ちカメラで撮るというのは、根性です。

夕方のお隣の桜。花開いていますね~。おそろしいスピード。

ふじや果実店は今月いっぱいで閉店致します。

本日二度目の更新です。

ふじや果実店 店舗外観の写真

商店街の加盟店である「ふじや果実店」が今月いっぱいで閉店致します。
現在閉店セール中です。あと3日しかありませんが、みなさんどうぞご贔屓に。

ふじや果実店 店内の写真

夫婦二人で力を合わせて営業してきたお店です。自分が町内の少年ソフトボールに入っていたときにも、お世話になりました。おばちゃんにも、試合や練習のときに色々と麦茶やら何やらの準備をして頂いた記憶があります。

私が米屋をするようになってからも、何かと温かく見守って頂き、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

商店街の路地から、こういったフルーツのイキイキとした彩りが消えてしまうと、また一段と地味な通りになってしまうな、という残念な思いもありますが、おじちゃんの年齢のことを考えると仕方がありません。

ふじや果実店 おじちゃんとおばちゃんの写真

どれくらいの年齢かというと、先月スウェーデンの首相が示俊した定年の年齢くらいです。商店街は未来を先取りしています。(b´∀`)ネッ!

ちなみに車や原付で配達も行ってますよ。

雨の日も風の日も雪の日も、こちらの店舗で営業してきたことを思うと頭が下がります。同じような年齢になったときに、自分も同じように働けるかどうかと思うと、全く自信がありませんが、ふじやさんのようなお店があったことを知っているか知らないかで、気持ちにかなり違いがでるのは明白です。

各地を飛び回れば色々な知識を得ることができます。でも、狭い地域にずっと居ることで分かることも多いかもしれません。

繰り返すようですが、3月いっぱいで閉店ですので、皆さまお誘い合わせのうえ、ご来店くださいませ。

ふじや果実店
住所:福岡県福岡市城南区友丘2-3-12
レッドキャベツ隣
電話:871-4061

カメラ直りました。

日頃から愛用しているカメラが修理より戻って来ました。
ついでに土曜日にアマゾンで衝動買いしたCDも到着。
よって、戻ってきたカメラでパチリと撮影。

ニック・デカロ ワークスの写真

CDは、アレンジャーのニック・デカロという人の作品を集めたもの。裏方さんなので、仕事ぶりに比べて名前はそう売れていなかった人ですけども、知っている人には非常に尊敬されています。

オリジナルアルバムも2枚ほどあって、最近再CD化されているのですけども、やっぱりこういった企画もののCDのほうが、のちのち手に入りにくい状況になりやすいので、思わず買ってしまいました。けっこう持ってる曲多いのですけども。タハハ(;´∀`)。久しぶりにCD買ってもおんなじ曲ばかり買ってしまう・・・。

このCDの2曲目には、

23曲目の最後の曲は、

と言った感じで、非常に女性向けとなっております。春に聴くにはもってこいだと思います。

ちなみに紹介した最後の曲のボーカルは、のちにワーナーのプロデューサーになり、アマチュア時代のヴァン・ヘイレンをスカウトしたという話しも、つとに知られています。

ウォーターサーバー用の棚を作りました。

今週は、ウォーターサーバーのストックボトル用の棚を作りました。
さっそくウォーターサーバーの隣に設置。

ウォーターサーバー用の棚の写真まるでナフコかニトリで買ってきたかのようなデザイン。けれど、まごうこと無き手作りの一品です。下段にストック用のボトルがピッタリと収納されています。

ウォーターサーバー用の棚のアップ下地も塗ってありますので、ヤスリがけすればいい感じになるはず。まあ、とりあえず目立ってはいけない棚なので、目の行かない、何の変哲もないカラーリングにしています。

色を選び中の写真来週はいよいよ大詰めになりそうです。

けれど、何色を塗るか未だに思案中です。決まりません。
(;´∀`)

先週お知らせしたエントリーにつきましては、来週になります。

今回のエントリーで紹介した棚も実はそのエントリーのために作成していたのでした。
( ̄ー ̄)ニヤリ

悪夢見ました。

今日はテキストだけの更新です。
昨晩見た悪夢の話し。

昨晩、夢の中で妻がこう言うのです。

「周りからよく言われるの、あなたって表情が情けないって。わたし、情けない表情の人と一緒にいたくない、別れるっ!!」

タタタッ、バターン!!

いやもう、世の中で一番忌み嫌っている系の口調と、一緒に暮らしている嫁さんとのドッキングはたいへんショッキングなコラボで、心臓バクーン!って目が覚めました。今考えても、意味不明な別れの言葉ですわ。「周り」って誰よ、「情けない表情」がホントの理由かい!ってなもんですよ。

まあ、夢だから良かったけど、現実だったら最悪です・・・。ウウッ。

で、気を取り直して再び寝たら、今度は、大学の定期試験で教室を間違えて着席していた夢。いやほんと今朝はテンション高めでした。

キモチいい〇〇見つけました。

昨日発売の福岡のグルメ雑誌「ソワニエ 4・5月号」に、笹丘のカフェchocon(ちょこん)さんが掲載されました。

ソワニエ 4・5月号の写真お題は“キモチいいカフェ見つけました。”
ああ、チョコンさんにはバッチリ合ってますね。子連れ同士のママたちでも快適に過ごせる空間。ご興味のある方は、ぜひ今号のソワニエご覧下さい。

これで、「epi」「ソワニエ」「Fukuoka」と、福岡の主要グルメ・タウン情報誌に紹介されましたね~。オープン当初を知っている身としては、感慨ひとしおです。ぜひあやかりたいと思います(実はシャビーという単語もチョコンさんで教えて頂きましたし、塗装の仕方なども、かなり参考にさせてもらってます)。

ゆくゆくは当店も“キモチいい米屋見つけました”というお題を頂けるお店にしたいと思います。字面(じづら)だけ見ると怪しい感じですが・・・(笑)。

そんなふざけたことを言っているようだから天罰が下ったのか、先日またカメラの調子が悪くなって修理に出しました(*_*)。

代わりに今は別のカメラを携帯しているのですが、それで今朝撮影した写真がこれ↓です。

樋井川の菜の花とサギの写真菜の花とサギの写真。

なんとかもう少しいい写真にならんかな~と、何度かシャッターを押したのですが、よく見ると、菜の花の中に黒いゴミ袋のようなものが見えます。

菜の花と合鴨の写真よりズームして撮影すると、合鴨でした。ゴミ袋だと思ってゴメンね!

今日は暖かい日差しの降り注ぐ、大変気持ちの良い日でした。この合鴨も気持ち良かったでしょうね~。

というわけで、今回のオチは

“キモチいいカモ見つけました”

すみません(^_^;)

 

注:チョコンさんは2017年6月に閉店されました。
今は中央区鳥飼で「Bistro Ohshima」を営業されています。

https://www.facebook.com/Bistro-Ohshima-498097973860669/

今月の産直お野菜の日は21日です。

明日は春分の日でお休み致します。
毎月恒例の商店街のイベント日は明後日の21日(水)となっております。

産直お野菜のポスターの写真 2012年3月21日今度のお野菜はこういったラインナップとなっております。新鮮で美味しいと、いつも評判。葉物は虫食いが多いときもありますが、逆にあまり農薬を使用していないようで安心したと言われたり。

幸い21日は天気も良さそうです。皆さまお誘い合わせのうえ、ご来店くださいませ。

TPPが始まれば、日本の農業もほとんどが壊滅し、こういったことも出来なくなるのかなぁ、と思ってしまう今日この頃。そう思えば貴重なイベントかもしれませんね。最後のイベント日まで手を抜かずにがんばっていきたいと思います(^_^)v

などと、非常に切ないことを書きましたが、世の中の変化というのは、全国一斉に平均的に変わっていくのではなく、まだら状に変化していくのが世の常ですから、おそらく食生活が大幅に変わる集団と、あまり変化のない集団とがスポット状にまだら模様に存在しあうことになるはず。というのが私の予想。

世の中悪くなるにしても、自分の周りを自分の住みよいスポットに保つ、というのが対抗策としてあるわけで、日本の農業を終わらせないように、自分が安心して楽しく毎日食事ができるように、力を惜しまずがんばっていきたいと思っております。

愛ゆうせんの日告知ポスターの写真 2012年3月21日商店街の他の加盟店でも、色々な催しものを致します。

それと、残念なお知らせがひとつ。ふじや果実店が今月いっぱいで閉店されます。商店が、またひとつ消えることになり、残念な限りですけども、さすがに年齢的に限界だそうです。私が子供のころの町内ソフトボールチームでもお世話になったお店でした。

商店街もシャッターの閉まった店が多くなりました。まあ、うちの商店街の場合は年齢的な問題から廃業されるケースがほとんどで、自然な流れですけども。開業されるお店が少ないのが、問題です。これは全国的にそういう傾向(起業件数より倒産件数のほうが多い)がずっと続いていますので、そういうふうに見たほうが、より正確かもしれません。

リーサルウェポン2完成の写真こちらのリーサルウェポン2は完成しました。リーサルウェポンシリーズの完成のおかげで、外から見たときのお店の表情が随分明るくなりました。

「シャッターが閉まっているお店が増えたほうが、かえってウチは目立っていいよ」というくらいの気持ちで、ガンガンいきまっせ!という主張。人やお店が集まる明るいスポットを作り出して広げていくのが当面の目標です。