店頭で5月末まで「お米の優先券」と「1キロ200円引きクーポン」を配布しています。
「お米の優先券」は、将来的に再び米不足になったときに、優先的にお米を弊店で購入することができるという効力があります。
効力の期限は、2029年7月末までです。
「1キロ200円引きクーポン」は、1キロごとに200円引きますよというクーポンです。20キロまで適用なので、1回のお買い物で最大4,000円のお値引きが可能です。
このクーポンは、今年の6月から7月末までご利用いただけます。しかも、期間中は何度でもご利用いただけます。
ですから、営業日換算で計算すると、4,000円×40日くらいなので、最大16万円くらいの値引きが可能なクーポンです。もちろん、800キロ購入の場合の値引き額ですから、現実的ではありません。
こういった感じに、「お米の優先券」と「1キロ200円引きクーポン」がくっついた形のカードを配布しています。
【製作の背景】
現在のところ中東情勢が危うく、特に化学肥料の供給が不安定化していることが、このカードを製作した一番の動機になっています。
日本の場合、特に今年の稲作の場合は、影響が価格面でしか出ないと思いますが、他の国々、特にアジアの一部の国々では大幅な収穫減も予想されます。
そうなると、米不足のときに輸入に頼るということができなくなってくるケースが将来的に考えられます。
そしてその一方で、日本の稲作農家の平均年齢は相変わらず高いままであり、数年後には世代交代に伴う農業従事者の大幅な減少ということが予想されます。
なおかつ、今現在のところ、米余りを理由にスポットの米価は大幅な値下がりを続けており、それが秋の新米の価格に影響することが間違いないという状況になっています。
価格が下がれば、引退を考える農家は増えますので、令和の米騒動のときに引退を踏みとどまってがんばってお米を作ってくれていた高齢農家ごと、1年でごっそり2年~3年ぶんの減少幅で引退が進むことも予想できます。
まとめると、国内では農業者人口が必ず大幅に減少するという問題をずっと抱えてきており、国外では米に限らず穀物がそもそも足りるのかどうか問題が浮上してきてしまったというのが今の状況です。
【目的について】
「お米の優先券」を製作した目的は、そういった問題に対処するためです。
令和の米騒動のときは、突然新規客が来店され大量の米を購入していくというようなケースを防ぐことはできたものの、新規客と既存客を明確に線引して販売制限を実施し、既存客を守るというようなことができませんでした。
もし再び、なんらかの理由で米不足が起きたときに、海外からの輸入にも頼れない状況になっていて、備蓄米もそれほど潤沢でなければ、米穀店としては顧客を守るために明確な販売制限を実施するしかありません。
そのための布石として製作しています。
「1キロ200円引きクーポン」については、大きく「オマケ」と最初に記載してあるとおり、既存の顧客に対しての単純明快なサービスです。
幸い、弊店はお米が余っておらず、逆に足りない銘柄も出てきてしまった状況ですので、赤字を出しながら在庫を減らしていくようなことをする必要がありません。
ただ、そういった状況を作り出しているのは、今現在も変わらずご利用いただいているお客様のおかげですから、諸物価が上がってきている今こそ、恩返しに最適なタイミングだと思われました。
そして、6~7月くらいだったら、農家への支払いもほぼ終わっているはず。という見込みもあります。
国内でも肥料価格や燃料費が上がっていて、なおかつ米価は下がり続けていますから、生産者のストレスはいま、半端ないものになっています。そういった状況でも安心して今年の稲作を進めていただけるように、入荷時の支払いは迅速に行い、現金が手元にあるようにしてあげたい。
なので無理してすぐに値下げをするようなことはせず、仕入れが最終段階である6~7月に行うこととしました。
【新規客でも上記のカードをお渡しします】
先週からこのカードを配り始めましたが、最初の1枚目をゲットされたお客様は、偶然にも初めて来店されたお客様でした。
そのことからも分かる通り、新規のお客様にもお渡ししています。
カードにはナンバーが印刷されていて、購入履歴が残る仕組みになっていますから、もし販売制限をするときが来たら、その購入履歴から販売数量を決めていくことになります。
その点では、今の時点で既存のお客様と新規のお客様を区別する意味がありません。
ですから、新規のお客様にも配布しています。
身近な範囲でしかありませんが、不安定で不安を感じる時勢だからこそ、自分のできる範囲ですがなるべく多くの方を安心させたいというのが、このカードの本当の意味です。
最後に補足の注意事項です。


-02.png?resize=591%2C874)