一泊二日の土佐日記 最終エントリー

一昨年に、高知県本山町の土佐天空の郷の棚田を見学に行った時の模様を、旧ブログにアップしていたのですが、ずっと完結せずに尻切れトンボのままでした。

残り3エントリーぶんの素材があり、内容も考えていたのですが、話題の旬も過ぎましたし、ここはもう1回で終わらせていいかなと思い、想定していた残り2エントリーはお蔵入りということにします。

さて、高知県でいろいろと観光をしましたが、あまりにも時間いっぱいに過ごしたため、帰りの飛行機の搭乗手続きに遅れそうになりました。空港まで急いでいたのですが、その途中で、ふと“香美”という地名が目に入り、いい名前だな~と思いつつ周囲をよく見渡すと、平野の中に田んぼと畑ばかりで、ふふふと、ほがらかな気持ちになりました(なぜ、そういう気持ちになったかは、後で書きます)。

急いだお陰で、問題なく搭乗手続きを済ませ、少しヒマを持て余し気味に。そこで空港に置いてあったパンフレットなぞを手に取りました。やなせたかし記念館のパンフレットです。

やなせたかし記念館パンフレット

高知県がアンパンマンの作者やなせたかしさんの出身地だったことは知っていましたが、より詳しくいえば、先ほど通った“香美(正確には香美市香北町)”という場所だったことを、このパンフレットで初めて知ることになりました。

高知では駅や空港などに、アンパンマンの人形やポスターがあります。

高知駅アンパンマン

↑高知駅構内。アンパンマン列車も運行しているようでした。

ウィリーウィンキーのアンパンマン

パン屋さんは、当然のごとくキャラクターパンが売りに。食パンマンの顔はアニメよりも人柄が出ているようにも見えます。

空港は空にちなんで凧アンパンマン

空港で。空港は空にちなんで、凧。

そして、故郷の香美市香北町に、やなせたかし記念館があります。

この香美という土地は、香長平野という平野部の一部であり、古くからの穀倉地帯。山の多い高知(土佐)にとって貴重な食料庫、という歴史を持つ地域です。

そして、そのことは“香美”という地名からもうかがい知れます。“香美”の“香”という字の語源は、神さまに捧げる穀物の匂いのことですし、“美”もまた神様に捧げる羊(なので美しくなければならない)のことを指しています。

このことは、まだ“香美”と名付けられる以前から、この地域一帯が豊穣な田園地帯であったことを容易に想像させてくれます。

この香美の風土の中で少年やなせたかしが育ち、やがて大人になり上京し、自分の顔を食べさせることで困っている人を助けるアンパンマンというキャラクターを生み出していったこと。その偶然の一致は、ちょっとした奇跡のようにも思えました。

空港のロビーなので、感動に震えて泣く、ということはできませんが、かなり、しみじみとしたことが今も思い出になっています。

※香美という地名の本当の由来を知りたい方は、歴史家や郷土史家の研究をぜひお調べ下さい。ご存じの方は、できれば教えて頂けると助かります。このエントリーの内容は、旅の思い出の一コマとして記載しています。

 

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