今日の小雨で早くも散った花びらもある福岡の桜ですが、今回は桜の撮影方法について米屋のおじさんがレクチャーします(してしまいます?)。
上の写真は昨日スマホで撮影しました。特に名所でというわけでもなく、ダンボールを処分しに行ったときに、近くに咲いていました。ゴミ捨て場みたいな雰囲気の一角ですが、ひときわ美しく咲いていました。
桜の写真というと、一般的な撮影方法では、下の画像のような感じに撮影すると思います。
天気が良くて景色ももう少し綺麗であれば、こんなふうに撮影しても見栄えのする写真が撮れるとは思います。けれどもあいにくの曇り空。電線も微妙に邪魔です。
そこで、こういった場合は花のアップを撮影することになります。アップの写真を普通に撮影した場合は、たぶん下の画像のようになりがちじゃないでしょうか。
まあ、これはこれで綺麗なんですけども、まだバックに電線や住宅などが写っています。
桜の花びらも、手前と奥で大きさが随分と違ってしまっていて、スッキリ感がありません。
そこで少し後ろに下がって、同じ桜の木を同じ角度からズーム(望遠側)で撮影したのが、下の写真です。
かなり華やかになりました(一番手前に写っている花びらや蕾の並びから、2枚の画像が同じ樹であることがわかると思います)。
これは「画角が狭まる+被写体の距離感が縮まって写る」というズーム(望遠側)の特性を活かした撮影方法です。
映画の撮影でも良く使われる撮り方で、たとえば主人公がオートバイで逃げていて、背後で爆薬がドーン!みたいなシーンでは必ずといっていいほど使われています。逃げる主人公と、背後の爆発が近距離に写り迫力がでます(ホントに近距離で爆発させたら大変なことになります)。
余談でしたが今回のポイントとしては、
1.ズームを使って、ある程度の距離から撮影する。
2. 自分に一番近い花にピントを合わせる。
この2点です。
なるべく桜の花がたくさん入る位置から撮影してください。
スマホに限らず、普通のカメラでも一緒です。
下の三つの画像はコンパクトデジカメで撮影しました。
こんなふうに我が娘たちも育ってくれないかなぁ。
無理か。
こちらは望遠を使わず、広角側(カメラを起動してそのままの状態)で撮りました。ここまで近づくなら広角もありです。
今回は、桜の撮影方法のひとつを紹介してみました。この方法は桜だけでなく、他の花の撮影でももちろん使えます。女性の撮影にも使えます(じつは痩せて写ります!)。