今回の内容は、私的メモです。
前回のエントリーの日は、夜は一人で映画を観に行きました。
山下達郎さんのシアターライブです。
嫁さんの誕生日が過ぎているのに、何もしてなく、上映前にプレゼントでも買おうかと思っていましたが、遊園地から帰って来てすぐに嫁さんが夕飯を作ってくれたので、ご飯を食べてから観に行きました。おかげで買い物できず、映画館へ直行。
ありがとさんでーすm(__)m
映画の内容は、1984年から2012年のコンサートの模様をピックアップしてつないだもの。ライブの演奏の完成度も、音質も素晴らしく、28年前のライブと現在のライブが一本に連なっても違和感がありません。
コンサートには行ったことはないのですが、ライブでの達郎さんのカッティングギターの凄さを初めて目の当たりにできて最高でした。しかもあれだけ歌いながらですからね~。ソウル・ミュージックの影響を公言されているのにも納得。
見終わったあとに、アイズレー・ブラザーズなぞを聴きたくなりました。一番聴きたくなったのは、エルビス・プレスリーの「Blue Moon of Kentucky」でしたけども。なぜか?なぜでしょう(笑)
上映館は博多駅のティ・ジョイ。スピーカーはJBL。おおっ。
以前、北海道旭川の植松電機の植松努さん(倒産ぎりぎりの自動車修理工場を父親と二人で立て直し、ロケット事業に乗り出し、4年でNASAから依頼がきたという工場です)の出演されたラジオ放送で、ある音響メーカー社員の手紙が紹介されてました。
その手紙には、「最近の人は高級スピーカーを買わなくなった。クラシックのコンサートにも行かないので、高級スピーカーの良さも分からなくなった。自分たちはもっと色々な人に、いい音楽を聴いてもらう努力をすべきだったかもしれない」という内容でした。
自分も今度のシアターライブで、久しぶりに良い音で音楽を聴くことができて、いまの音楽環境の悪さを痛切に感じました。プラスチックを噛み続けるような生活をしていたな、と。
こういうシアターライブは、音響機器メーカーにとってもチャンスかもしれませんね。
ただ、映画館(特にシネコン)の音はとにかく低音域、高音域過多のドンシャリの上に音量が大きすぎるデーハーな場合が多く(まあ、これは効果音や迫力を活かすためもあったりして、仕方のない面もありますが)、実際本編が始まる前の予告編やCMの高音域の不快感には、この音量のまま2時間以上聴き続けることができるだろうか?と不安にさせられました。
しかし、シアターライブ本編に入ると、同じような音量なのに不快感がなく、快適にいい音を楽しむことができ、「ああ、本当にいい仕事してるな~。さすが」と感心しきりでした。最終的な音響や音量などは劇場任せであるでしょうに、ちゃんと良い仕事を残しています。逆に自分の普段の仕事ぶりを猛省した次第です。
安くないと物が売れない時代と言われ、デフレも続いている現状ですが、良いものに接すると、「自分もいい仕事をしたい」という思いがこみ上げてきます。こういう体で伝わってくるような体験というのは貴重ですし、そういう体験を多くの人が重ねることが、実はデフレ脱却への本当の近道かもしれませんね。
仕事に関係ないような趣味趣味な話題でありながら、かなり関係ある話題でしたので、今回ブログにアップしました。忘れないように( ..)φメモメモです。
メモついでに、前述のアイズレー・ブラザーズとエルビスの曲を。