佐賀県産・天使の詩プレミアム。在庫残り20キロくらいです。

先日告知したばかりの“佐賀県産・天使の詩プレミアム”の在庫が、ほぼ無くなりつつあります。玄米在庫が20数キロの状態です。

こんなに早くなくなるとは予想外で、購入を検討されていたお客さまにつきましては、大変申し訳ありません。26年産が収穫されたら、ぜひ入荷したいと思います。

次回のキャンペーン・セールは、先日テレビ東京の番組『たけしのニッポンのミカタ!』で「大追跡!消えゆくニッポンの宝」として紹介された“宮城県産・ササニシキ”を予定しております。

ササニシキ単品だけでも美味しいご飯になりますが、昨年『満天☆青空レストラン』で紹介された新品種“秋田県鹿角産・淡雪こまち”を少~しだけブレンドすると、非常に美味しいご飯になります。白米でお召し上がりになるときは、ぜひお試しを。新旧ブランド米のブレンドという面でも面白いと思います。

秋田といえば、今日は秋田県知事の発言がネット上で話題になっていました。「コメ作りをやってれば絶対人口は減る」という発言です(コチラから記事をご覧ください→)。

〈米作が悪いといういんじゃないけども、例えばコメというのは労働生産性がものすごく上がってます。しかし、土地生産性は最も低いんです。土地生産性が低 くて労働生産性がものすごく上がるということはどういうことか。人はほとんどいらない。そういうことで、例えば、全体的には農業県ほど人口は減ります。そ して農業県の中でコメのウエートが大きいところほど人口減少は著しい。これは統計から出てきます〉

ということが理由です。ごもっとも。

秋田県の場合は、特に主力銘柄である“秋田県産・あきたこまち”が、スーパーの特売用のコメになってしまっている現状ですから、土地生産性は低いと思います。高かろうはずもなく(もちろん“秋田県産・あきたこまち”の全てが特売用ではないのですが、ごく一般的なものはそうなのです)。

全国の主要コメ産地と比較しても、コメの生産量トップ3に入る県でありながら、新潟の“魚沼コシヒカリ”や北海道の“ゆめぴりか”のような県や道を代表するようなブランド米がありません。残念ながら、大潟村のようなところでやる気のある人たちが、それぞれのやり方で独自に頑張っている印象しかない状態です。

県全体としては、とにかく「量」の印象しかない秋田県ですから、そこで「土地生産性」などという言葉を出されても、説得力がいまいち感じられません。「土地生産性を他県より落とすことで、量を販売してきてなかったですか?」。米業界の中でそう感じている人は、多いような気がします。

そういった秋田のお米ですが、当店では、世界遺産米の“白神山地・あきたこまち”、それと前述の“淡雪こまち”の2銘柄を取り扱っています。この2銘柄は、それぞれ食味も良く魅力があります。またそれぞれの産地も、観光資源やブランドイメージを高める素材は多い土地柄と考えています。

世界遺産のブナの自然林が残る白神山地は言うに及ばず、“秋田県鹿角産・淡雪こまち”の産地である鹿角市も、“鹿角牛”という日本では非常に珍しい赤身肉の和牛が飼育されている地域です(たぶん日本の和牛のなかで、短角牛のシェアは1%もないはずです)。そして、“淡雪こまち”は玄米食にも非常に向いているお米なのです。

希少で上質な赤身肉と美味しい玄米の組み合わせなんて、ものすごく今の時代にマッチングしていると思うのですけども、その魅力に果たして秋田県は気づいているのかな?県でアピールしてるかな?と常々不安を感じていました。今回はその不安が的中した感じです。

非常に良い資産を持っている農産県だと思いますので、「しょうがないな~。こちらはこちらで応援するか」と思った次第。

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