七夕コシヒカリの米袋でシミの浮き出た方へ。

先週は土曜日にお休みを頂きまして、ありがとうございました。

土曜日は、昼間は諸用を済ませ、夜はお米屋さん同士で飲み会でした。そして日曜日は早朝から大分へ。この日は延々運転しましたので、コーヒーや濃いお茶を少々飲み過ぎました。完全にカフェイン摂り過ぎです。反省。

大分県久住の棚田

写真は、大分県の玖珠(くす)。阿蘇・久住・由布院といった地域は、九州観光のメッカですが、この玖珠も同地域。おかげさまで、産地の魅力を伝えることができるような写真が撮れました。この日の写真の続きはまた後日アップ致します。

さて、今回は佐賀県白石産・七夕コシヒカリの話題です。新米の26年産は、たいへん好評を頂いており、なかなかの売れ行きです。今夏の日照不足の影響が心配されましたが食味も良く、また運良く追加で仕入れることもできました。

もう少し在庫がありますので、10月も初旬であれば販売できそうです。

この七夕コシヒカリですが、先週ちょっとした問題が起こりました。実はクラフト袋で納品していた商品に、お米の形にシミが浮き出たのです。

クラフト袋 米粒の跡

写真の濃い茶色のシミがそうです。

結論を先に述べると、これは米の油です。玄米の糠(ぬか)には、油が多く含まれています(米油は、この糠を絞って出た油のことをいいます)。その油分です。

クラフト袋の中には、もちろん玄米ではなく、精米して糠層を除去した白米が入っていました。ではなぜ。。。?

じつは糠層(果皮と種皮)と白米の間に、糊粉層(サピオ層)と呼ばれる旨味の層があるのですが、そこにも油分が多く含まれていて、今回はこの部分が多く白米に残っていた結果、写真のように米袋の表まで滲みでてきたのでした。

この糊粉層(亜糊粉層含む)をどれくらい残すか。ここで、米の旨味や風味の違いが出ます。米屋の腕の見せ所のひとつなのですが、今回はよく残っていたようで・・・。糊粉層。七夕コシヒカリの26年産は、香りと味がストレートに勢いよく届くような感じでしたが、そんな影響がこんなところにまで出るとは。

もちろん、カピカピに真っ白に精米してしまえば、こんな事態にはならないのですが、それだとホントに素っ気ないご飯になってしまいます。ビタミンやミネラルが集中している層ですし、食味の個性の出るところですから、適度に残さないと専門店の意味がありません。

今後は、米袋の種類を変えて、このようなことがないようにしないといけません。同じ新米の佐賀県産・上場コシヒカリでも実験してみたのですが、こちらも米粒の形のシミが二日後には浮き出てましたし。。(確かにこちらも美味しいですし、好評です)。

もし、当店の商品でこのようなシミが出ていましても、品質には問題はありません。見た目は悪いですが、ゴシゴシと研がずに、軽くすすいで洗うくらいで炊飯して頂けると、今年の七夕コシヒカリの味を楽しめます。

そして、油分が多いわけですから、通常のお米よりは酸化のスピードが早いと思われます。なるだけ早めにお召し上がりください(精米日より2週間が目処です)。よろしくお願い致します。

注1 : 糊粉層は、残りすぎてもいけません。ぬか臭くなります。ですから当店では、適度な食味になるように精米と試食を重ねて判断をしています。シミが浮き出たお米のほうが美味しいと、単純に判断なされないようにお願い致します。

注2 : 油分の多い糠層が多く残った玄米の状態でクラフト袋に入れても、シミはでません。なぜなら玄米は、パラフィン層と呼ばれるツルツルの繊維で頑丈に覆われているからです。

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