お正月に帰省した宮崎の話題の続きです。都井岬に行った翌日は、宮崎市内にある江田神社に行きました。
江田神社は、イザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っています。イザナギノミコトからアマテラス、スサノオ、ツクヨミの三神が生まれたこともあり、住吉三神の誕生地とも言われています。古い古い神社です。
宮崎の岳父の話しによると、以前は参拝客も少なかったそうですが、最近はお参りする人が非常に増えているようです。江原啓之さんが、以前絶賛した神社としても知られています。
神社の周辺には古代の遺跡がたくさんあり、ボランティアの人の話によると、この手のひらの上に載せた欠片は、縄文時代や弥生時代の土器なんだそうです。ホントかな~。
神社の本殿脇にたくさん埋まっています。本格的に掘ると、本格的な土器が出てくるので、掘れないそうです。
欠片が本物かどうかはさておいても、この周辺は古代の集落跡がたくさん見つかっています。こういう土地は、各年代の地層から、各年代のものが見つかりがちですから、容易に掘り起こせないでしょうね。
佐賀県相知町の鵜殿石仏(ウドノセキブツ)と呼ばれる中世の石仏群が残る場所があるのですが、そこも調査によって縄文時代の黒曜石が見つかっており、各年代の地層から色々見つかっています。
人が住みやすい場所というのは、昔は限られていたでしょうから、そういった場所はありがたい場所であり、それゆえに神殿や宗教的な遺跡が残っているのでしょうか。社を中心に村を形成したのは、間違いないでしょうし。
本殿です。たくさんの参拝客。1月4日ということもあって、異常な人数の参拝客が集まっているわけでもなく、いい感じに人が絶えません。
江田神社由来。
清々しい雰囲気が、いかにも神社らしい。
江田神社近くにある公園を散歩しました。この地域も集落跡が見つかりやすいためか、広大な公園として土地を活用しているようです。
公園の中にある御池の碑。
御池(みいけ)は、黄泉の国より帰還したイザナギノミコトが身を清めたといわれる場所です。
そのときに、アマテラス、スサノオ、ツクヨミの三神が産まれたと言われています。
上の写真が、その御池です。御池は宮崎県内の他の場所にも存在していますので、この場所だと確定はしていませんが、古代の人たちが大切にしたに相応しい、とても清々しい空間でした。