6月に入り、いよいよ夏が近づいてきました。今年は冷夏と言われていますが、今日の福岡の夕方は、いくぶんひんやりしていました。
それでもこれからは、ジメジメとした高温多湿は免れないでしょう。台所のお米の保管に注意が必要な時期になってきました。お店で取り扱っている玄米も、昨年秋に収穫されてからだいぶ月日が経っていますので、食味が落ちていく頃合いです。
いままでの玄米の保管状況や、仕入れ判断の正否が問われる、地味ながらも厳しいこの6月と7月。早く8月になって新米が出ないかな、と少々首を長くして待っております。
米屋的には厳しい時期なのですが、逆にお客さまにとってみてば、日頃利用しているお店がどういうスタンスで営業しているか、どういうお店か、分かりやすい時期ともいえます。
新米収穫の前準備として、農家の倉庫に眠っていた玄米が出回るシーズンでもあり、もちろん、そういったお米全てが低温倉庫に万全の体制で保管されていたわけでは当然なく。。。
玉石混淆の玄米が出回る、そんな時節の今月この日の当ブログは、このたび新しく販売を始めた銘柄の紹介です。
本日、「佐賀県産・天使の詩 プレミアム」の通販ページを作成しました。店頭でも販売中です。
キャンペーン中につき、特別価格、玄米1kg500円で販売しております。
今まで販売していたキャンペーン銘柄「宮崎県産・棚田米高千穂ヒノヒカリ」は、おかげさまで好評につき販売終了致しました。現在は、数キロだけ店内小売用に残ってる状態です。
「天使の詩 プレミアム」は、ご覧の通り、見目良く外観に優れ、ふっくらした食感のお米です。甘みも強く、ふっくら食感と相まって、食べやすい。米の食味ランキング特Aの高温耐性品種「佐賀県産・さがびより」の母にあたる品種です。食味に関しては、折り紙つき。ただ、高温障害の影響が出やすい品種なのです。
そのため今では、栽培の難しさという弱点を克服するため、徹底した栽培管理と調製管理、選別が行われており、一部の篤農家によって栽培されるだけになっています。その産地の様子は、当ブログでも昨年紹介致しました(コチラからご覧いただけます→■)。これがプレミアムの由縁です。
10月中旬~後半に稲刈りが始まる超晩成の品種であるため、一般的な銘柄よりも収穫時期が遅く、そのぶんフレッシュ。そのせいもあり、春から夏にかけて食味が落ちにくいことでも一定の評価があります。まさに今の時期にピッタリの銘柄となっております。
昨年の9月に産地である佐賀県神埼市に行きましたが、そのころに比べると、娘たちも大きくなっているなぁと実感します。思い出深い銘柄です。
(通販ページはコチラ→■)