日曜はIKEA(イケア)に行ってきあした。
スウェーデン発の世界最大家具販売店です。
おばあちゃん、デイケアじゃないですよ。イケアですよ。
福岡には糟屋郡新宮町に店舗があります。とにかく駐車場が広くて、そして満車に近い状態が続きます。うわさどおりの人気ぶり。
おしゃれな家具や雑貨が、お手頃価格で購入できるだけあって、若いカップルや家族連れが多かったです。
2Fはレストランも完備。手前のパスタは199円でした。ご飯もありましたが、メニューはかなり洋風です。
このレストランがまたオシャレでした。白を基調とした店内は、天窓を含めて自然光をふんだんに取り入れていて、明るく広々としていました(個人的には「2001年宇宙の旅」の船内を思い出しました。あそこまで無機質でも真っ白でもないですけど)。
そこに暖かみのある“warmwhite 2700k”のLEDライトが取り付けられたペンダントライトが、白い天板のテーブルを照らし、清潔感というメリットがあるものの、寒々しいというデメリットもある白い空間をうまく中和させていました。
これがねぇ、すごいんですよ。白い店内の反射光のせいで、肌が明るく白く滑らかに見えるうえに、ペンダントライトの暖かみのある光がほのかに頬を染めるんですね。つい嫁さんが2割増しに綺麗に見えてしまいます。
ご飯を食べながら「これは家具を揃えんといかんかなぁ」と、夫や彼氏に思わせるように仕向けられた策略なんだろうと思います。危ない危ない。
まあ、そこまで悪魔的な計算をしているのか分からないのですが、さすがに世界企業だけあって、店舗全体が創意に満ち、商品もいろいろとギリギリのところで、やれるだけのことは全てやって勝負をしているように見えました。
価格を抑え、品質を維持し、デザインを工夫し、満足して頂くための工夫が素人の私にも随所に見えて圧倒されます。しかし、価格的には中国頼みにならざるをえませんし、合板の使用率も高いです。合板とプリントの組み合わせも意外に多い印象でした。
木材は品質や素材によってコストに跳ね返りやすいので、価格的には致し方ないという製品もあります。逆に無垢材を使用した肌触りの良い製品もあったりで、ここは購入者の見る目と予算によって差が出てきそうです。
ただ、合板の組み立て家具であれば、反りが少ないので組み立て易いうえに丈夫なのは確か。サイズの狂いが少ないので、大きな家具でも垂直にきちんと立つでしょうし、買って帰るときのフラットなダンボールにも綺麗に収まります。
廉価で中国製が多い、ダンボールにすでに梱包された商品を買うシステムなので、実際には中身を見ていないなど、品質については若干不安がありますが、90日以内であれば返品可能という、かなりのサービスを実施。
こういったアイデアの組み合わせ方が随所に感じられます。アイデア同士が互いに弱点を補完していて、なんと良くできたお店だろうと圧倒された次第です。買い物で疲れたあとに50円のソフトクリームもあるし。
この日は少し雑貨を買ってから帰りました。
家具といえば、福岡のタウン情報誌“タウン情報Fukuoka”の別冊“家づくりの本”に、笹丘のカフェ“cafe + room chocon(チョコン)”さんが掲載されています。
なんでも店内の様子が非常に良いとかで取材を受けたとか。こちらもさすがですね。
注:チョコンさんは2017年6月に閉店されました。
今は中央区鳥飼で「Bistro Ohshima」を営業されています。